量子論 quantum theory 2005 12 13
本屋の科学書のコーナーに行くと、少し違和感を感じます。
それは、「相対性理論の本」や「その入門書」が、たくさん置いてあるからです。
まるで、アインシュタインをアイドルのように扱っているようにも感じます。
しかし、やがて、相対性理論は、過去の学問となるでしょう。
そもそも、相対性理論は、実用性がない理論です。
この理論は、光速や、それに近い速度で運動する場合や、
巨大な重力が働く場所で、効果を発揮する理論です。
要するに、非現実的で「特殊な環境」を説明する理論と言えるでしょう。
21世紀は、量子論の時代となるでしょう。
現在でも、半導体技術などハイテク技術は、量子論の成果と言われます。
現時点の量子論は、まだ発展途上で、最初のステージにあると思います。
これから、次のステージ(新しい局面)に入っていくでしょう。
そういうわけで、本屋に、「量子論」の入門書や解説書が、
あふれるように増えて、量子論コーナーができてほしいと思います。
ところで、量子論で、わかりにくいと言われる言葉があると思います。
それは、「物質は、粒子であり、波である」ということです。
ここでいう「波」を、海水浴場の「波」と考えてしまうと、困難になります。
「波」を、「エネルギー」として考えれば、少し、わかりやすくなると思います。
つまり、「物質は、粒子であり、エネルギーである」。
物質とエネルギーは等価であることは、よく知られていると思います。